2026.10.23

富士山アクセスまとめ〜全国から電車・バス・車・飛行機で行く方法〜

執筆:富士急行バス Webサイト担当 勝俣
富士山五合目
日本を代表する山として知られる富士山。観光で訪れる方も多いですが、いざ出かけるとなると、どうやって行けば良いか迷いますよね。できるだけ早く効率よく移動したい方もいれば、時間がかかっても交通費を抑えたい方、道中の景色や観光も楽しみたい方もいるのではないでしょうか。
富士山へのアクセス方法は出発地や時期によっても異なります。
この記事では、山梨・静岡の両県でバスを運行する富士急グループが、出発地別に富士山へのアクセス方法を紹介します。五合目行きのバスやマイカー規制についても解説しますので、富士山へのお出かけを計画する際にぜひ参考にしてください。

富士山までのアクセス早見表

まずは、出発地ごとにどんな行き方があるのかチェックしてみましょう。所要時間は、山梨側の富士山玄関口となる河口湖駅までの目安です。

出発地 おすすめの行き方 目安
東京 高速バス/特急「富士回遊」/車 約1時間30分〜2時間
関西 新幹線+高速バス/夜行バス 約4時間強/約11時間
名古屋 新幹線+高速バス/高速バス/車 約3〜4時間
遠方 飛行機+バス・新幹線 羽田空港から約3時間

東京から富士山へのアクセス方法

東京から富士山方面へ向かうなら、高速バス・電車・車が主な選択肢です。
それぞれ出発地や目的によって所要時間や料金が違うので、まずは自分の旅に合う方法を探してみましょう。

高速バス

バスタ新宿
夏の登山シーズンには、新宿や横浜、日吉から富士山の五合目へ直行する高速バスが運行しています。五合目まで乗り換えずに行けるので、登山や五合目観光を予定している方におすすめです。

直行便が運行していない時期は、河口湖駅行きの高速バスに乗り、駅から五合目行きの路線バスに乗り換えましょう。新宿から河口湖駅までは約1時間45分、運賃は2,200円からです。河口湖方面の高速バスは「Fujiyama Connect」から予約できます。

高速バスは、乗車する便を決めたら事前に予約しておくと安心です。特に週末や連休、観光シーズンに利用する予定なら、空席があるうちに手配しておきたいですね。

電車

富士回遊
電車で向かうなら、新宿から特急「富士回遊」に乗ると、河口湖駅まで約1時間53分〜2時間で乗り換えずに移動できます。河口湖駅からは五合目行きの路線バスに乗り換えです。
運賃を抑えたい場合は、中央線で大月駅まで行き、富士急行線に乗り換える方法もあります。所要時間は約2時間30分〜3時間かかりますが、運賃は2,500円前後です。

車

車なら、都心から中央道の河口湖ICまで約1時間30分。静岡側の五合目へ向かう場合は、東名・新東名を利用して御殿場方面や富士宮方面へ進みます。

ただし、夏の間はバスやタクシーなど一部の通行可能車両を除き一般車両の通行を規制するマイカー規制が実施されるため、五合目まで自家用車で直接行くことができません。富士山パーキングなどで車を停め、シャトルバスに乗り換えて向かいましょう。
マイカー規制期間中は、富士北麓駐車場(富士山パーキング/山梨県立富士北麓駐車場)に駐車し、シャトルバスで五合目へ向かいます。料金は、普通車1回1,000円(24時間制/出庫時精算)です。

土日祝・お盆期間・山の日前後の連休は午前7時〜9時頃に満車となることが多くあります。満車時は周辺の臨時駐車場へ案内される、または入場待ちが発生することもあるため、早朝(5〜6時台)の到着、または午後の到着が比較的スムーズです。

関西から富士山へのアクセス方法

関西から富士山へ向かう場合は、新幹線と高速バスを乗り継ぐ方法と、夜行バスで向かう方法があります。
「できるだけ早く着きたい」「交通費を抑えたい」など、旅の予定に合わせて選んでみてください。

新幹線

新幹線
関西から新幹線で向かう場合には、新大阪や京都、新神戸などの駅から三島駅まで新幹線で向かい、三島駅から河口湖駅行きの高速バスを利用します。

新大阪から三島駅までは、「ひかり」で約2時間10分、「こだま」で約3時間。指定席は1万2,000円前後が目安です。三島駅から河口湖駅までは、三島駅~富士急ハイランド・河口湖駅行きの高速バスで約90分です。

バスは三島駅南口の2番のりばから発車します。新幹線の改札を出たら、南口の案内に沿って進みましょう。北口から出ると乗り場が反対側になるので、気をつけてください。

夜行バス

大阪・京都からは、夜行高速バスが運行しています。21:00過ぎにあべのハルカスを出発し、大阪駅や京都駅を経由して翌朝8:30頃河口湖駅に到着。

新幹線とバスを乗り継ぐ方法に比べて移動時間は長くなりますが、夜間に移動できるため、翌朝から富士山エリアで観光や登山を始められることや新幹線に比べ交通費を抑えられることもメリットです。

車

関西から富士山へは車で行くという選択肢もあります。大阪から河口湖までは約470km、所要時間は約6〜7時間。名神高速道路から中央自動車道へ入り、大月JCTを経由して河口湖ICで降りるルートが一般的です。長時間の運転となるため、複数人で運転を交代するか途中で宿泊する計画も検討しましょう。

関西から飛行機は?

滑走路と飛行機
関西から富士山までは距離がありますが、飛行機で行くことはできないのでしょうか?

富士山へのアクセスに便利な空港としては、富士山静岡空港や羽田空港があります。ただ、関西方面の空港から富士山静岡空港へ向かう直行便はありませんので、陸路を利用するしかありません。
羽田空港を経由して河口湖行きのバスに乗る方法もありますが、移動や乗り継ぎの待ち時間を考えると、新幹線やバスを利用するほうがスムーズです。

名古屋から富士山へのアクセス方法

名古屋から河口湖までは約300kmあります。
新幹線とバスを乗り継ぐ方法、高速バスで直接向かう方法があり、どちらも所要時間はおおむね3〜4時間台です。

新幹線

新幹線を利用する場合は、名古屋駅から東海道新幹線で三島駅まで移動し、三島駅から河口湖駅行きの高速バスに乗り換えるルートが便利です。
名古屋から三島駅までは、「ひかり」で約1時間15分です。三島駅からは三島駅~富士急ハイランド・河口湖駅行きの高速バスに乗り換え約90分です。

車

名古屋から富士山に車で向かうには、東名高速道路を利用することになります。名古屋ICから河口湖ICまでは約310km、所要時間は約3時間30分が目安です。新東名経由の高速料金は、ETC利用時で7,000円台です。
名古屋から富士山までであれば、車でもそこまで時間はかからないので、日帰りなどにもよいでしょう。富士山や河口湖周辺で観光をしたあとに、富士急ハイランドで遊んで帰るのもおすすめです。

高速バス

長距離の運転は大変そう、という方は高速バスを利用するのがおすすめです。名古屋駅からは、富士急ハイランド・河口湖駅・富士山駅行きの高速バスが出ています。
所要時間は約260分、運賃は片道4,500円〜。乗り換えなしで向かえるので、移動中はゆっくり過ごせるのもうれしいポイントです。運転の負担を減らしたい方や、交通費を抑えながら富士山エリアへ向かいたい方におすすめです。

それ以外の遠方からのアクセス方法

北海道・九州・沖縄など遠方から向かう場合は、まず飛行機で空港へ移動し、そこからバスや新幹線に乗り継ぐのが便利です。

富士山静岡空港を使う

富士山に行くときにもっとも近い空港は富士山静岡空港です。富士山静岡空港は牧之原市と島田市をまたぐ静岡県の東部に位置しています。

富士山静岡空港には、新千歳・福岡・熊本・鹿児島・那覇・出雲からの便が就航しています。空港に鉄道駅はないため、空港からは静岡駅方面へのアクセスバスが運行しています。静岡駅までバスで向かい、静岡駅北口から河口湖駅への高速バスに乗り換えます。

羽田空港・成田空港を使う

羽田空港・成田空港から富士山に行くこともできます。羽田空港・成田空港からは、河口湖駅行きの高速バスが運行しています。海外から飛行機で訪れる方も、空港到着後にそのままバスで富士山エリアへ移動できるので便利です。

羽田空港からは約3時間、成田空港からは約3時間半〜4時間ほどで河口湖駅に到着します。河口湖駅からは、河口湖駅7番乗り場から「富士スバルライン五合目行」の路線バスに乗車してください。

中部国際空港を使う

飛行機で愛知を訪れてから富士山に向かうこともあると思います。愛知県の中部国際空港(セントレア)を利用する場合は、空港から名古屋駅へ向かい、名古屋駅から河口湖へ向かう高速バスを利用すると良いでしょう。

高速バスの乗車時間は約260分(4時間20分程度)。河口湖駅からは「富士スバルライン五合目行」の路線バスに乗車してください。

富士山の五合目(登山口)へのアクセス

富士山五合目
富士山には複数の登山ルートがあり、それぞれ五合目までバスなどで行くことができます。五合目は登山のスタート地点としてだけでなく、富士山の景色を楽しめる観光スポットとしても人気で、通年で訪れることができます。
この章では、もっとも利用者の多い富士スバルライン五合目までのルートをご紹介します。

富士山の4つの五合目

富士山の登山道は、吉田ルート・須走ルート・御殿場ルート・富士宮ルートの4つ。それぞれ登山口の場所やアクセス方法が異なります。

登山道 五合目
吉田ルート(山梨) 富士スバルライン五合目
須走ルート(静岡) 須走口五合目
御殿場ルート(静岡) 御殿場口新五合目
富士宮ルート(静岡) 富士宮口五合目

バスでの行き方

五合目行きの路線バス

富士山の五合目へのアクセスは、主にバスを利用する方法と車を利用する方法があります。慣れない山道を運転する必要がなく、マイカー規制が実施される時期もアクセスしやすいのがバスのメリットです。

ただ、五合目行きのバスは、どこからでも乗れるわけではありません。以下の乗り場から五合目まで向かうことになります。また、山道を走るため、距離の印象より時間がかかる路線です。

五合目 乗車できる駅 五合目までの乗車時間
富士スバルライン五合目 河口湖駅・富士山駅 河口湖駅から約55分
富士山駅から約1時間5分
須走口五合目 御殿場駅・新松田駅 御殿場駅から約1時間
新松田駅から約1時間30分
御殿場口新五合目 御殿場駅 御殿場駅から約30分
富士宮口五合目 新富士駅・富士宮駅・三島駅 新富士駅から約2時間
富士宮駅から約1時間20分
三島駅から約1時間30分

ここでは、バスで富士スバルライン五合目まで向かう方法を説明します。

山梨側の富士スバルライン五合目へは、河口湖駅7番乗り場から約55分、富士山駅5番乗り場から約65分。「富士スバルライン五合目行」の表示を目印にしてください。
河口湖駅の7番のりば
河口湖駅の7番のりば
富士山駅の5番のりば
富士山駅の5番のりば

富士山駅の5番のりばには馬返方面のバスも停まります。馬返は標高1450mにあり、そこから道が険しくなる富士山吉田口登山道の中継地点でそちらからも登山ができますが、富士スバルライン五合目とは行き先が異なるため、乗り間違えないようにしましょう。

運賃は河口湖駅・富士山駅から富士スバルライン五合目まで、大人片道2,000円、往復3,400円です。往復券はバス車内では購入できないため、事前にFujiyama Connectから購入しておきましょう。片道券は車内でも購入できますが、クレジットカードは利用できないため注意が必要です。

車での行き方

五合目までは、車で行くこともできます。ただ、夏の登山シーズンには、渋滞の緩和と自然環境の保護を目的に富士スバルラインでマイカー規制が行われるので、そのまま自家用車で五合目まで行くことはできません。規制中は、約1,400台が駐車できる山梨県営の「富士山パーキング」に車を停め、有料のシャトルバスに乗り換えて五合目へ向かうことになります。

駐車料金は普通車1回1,000円程度。静岡側では、須走口はあざみライン仮設駐車場、富士宮口は水ヶ塚公園駐車場でバスに乗り換えます。御殿場口はマイカー規制の対象外です。
富士山パーキングは、土日祝日やお盆、山の日を含む連休に混み合い、午前7〜9時ごろに満車になることもあります。混雑を避けたい場合は、早朝5〜6時台や午後の到着を検討してみてください。

【富士山パーキング】山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84

山梨側のシャトルバスと路線バスは予約制ではなく、乗り場に並んだ順に乗車します。繁忙日は乗車まで30分〜1時間ほどかかることもあります。比較的空いている時間を狙うなら、上りは始発直後の6時台か午後2時以降、下りは午前中か17時以降が目安です。最終便を逃さないよう、帰りの時刻は必ず確認しておきましょう。

五合目の観光スポット

五合目を観光するなら、1時間〜1時間半ほど時間を取っておくと、周辺をゆっくり楽しめます。
標高2,305mの看板や展望デッキで写真を撮ったら、「富士急雲上閣」や売店でお土産を選んだり、軽食を楽しんだりするのもいいですね。五合目の食堂ではカレーやラーメンが人気で、富士山の形をしたメロンパンも名物です。
トイレは協力金として1回100〜300円ほど必要になるので、小銭を用意しておくと安心です。
時間に余裕があれば、すぐそばの小御嶽神社に参拝したり、御庭・奥庭へ続く「御中道」もおすすめ。片道1時間〜1時間30分で散策できます。
五合目の広場
五合目の広場
売店ではソフトクリームも人気
売店ではソフトクリームも人気
食堂の富士山カレー
食堂の富士山カレー
食堂のラーメン
食堂のラーメン
御中道の標識(御庭・奥庭方面)
御中道の標識(御庭・奥庭方面)
小御嶽神社
小御嶽神社

富士山へのアクセスについて知っておきたいこと

富士山へ行く前に、確認しておきたいことが2つあります。冬の道路の通行止めと、夜通し登る「弾丸登山」です。

冬は通行止めに注意

雪の富士山
冬に五合目まで行けるかどうかは、当日の天候や道路状況によって変わりますし、大雨や強風などで通行止めになることがあります。出発前に富士スバルラインの公式サイトなどで確認しておきましょう。

車で向かう場合は冬用タイヤやチェーンが必要です。通行止めで五合目まで行けない場合も、通行料金は返金されないため注意してください。手袋やニット帽などの防寒具も用意しておくと安心です。

「弾丸登山」は避けて

宿泊せずに夜通し登る「弾丸登山」は、体調を崩す危険があるため避けましょう。山梨県側の吉田ルートでは、登山者の安全確保のため、五合目の登山道入口で14時から翌3時まで通行規制が行われ、山小屋の宿泊予約がない場合はこの時間帯に山頂方向へ進めません。

宿泊して登る場合は、12時ごろに登り始めて16時ごろ八合目の山小屋に到着し、翌2時ごろ山頂へ向かって5時ごろご来光を迎える流れが目安です。登山する方は早めのバスで五合目へ向かい、1時間ほど滞在して体を高度に慣らす時間を取りましょう。帰りの最終バスも必ず確認し、下山は最終便の1〜2時間前を目安に。

富士急バスで富士山を楽しもう!

富士山を登るのか、観光するのかによっても最適なアクセス方法も変わってくるので、目的に合わせて選びましょう。運転の負担を減らして気軽に出かけたい方や、初めて訪れる方は高速バスや路線バスを活用するのがおすすめです。

富士急バスでは、東京・関西・名古屋など各地から河口湖方面へ向かう高速バスに加え、河口湖駅や富士山駅から五合目へ向かう路線バスも運行しています。ネットでチケットの購入などができるので、旅の予定に合わせてあらかじめチケットを手配しておくと便利です。

富士急バスを利用して、富士山へのお出かけを楽しんでみてください!

執筆:富士急行バス Webサイト担当 勝俣
更新日:2026年10月23日