安全への取り組み

当社では、120%の安全と最高のホスピタリティの提供を達成するため、乗務員の質の向上を目指して教育に力を注いでいます。

乗務員に対する教育制度

乗務員教育の様子

階層別教育

  • 1新採用運転士教育

    富士急グループのバス新採用乗務員は、まず富士急行本社において、合宿形式で安全運転に関する法令関係、車両知識、運転技術の基礎、および接客や車内案内などのCSについて学び、富士急グループバス乗務員として必要な知識・技術・責任感を身につけます。

  • 2入社1年未満乗務員教育

    新採用運転士教育後、1~2ケ月間は、各職場において技術訓練や営業教育、路線教育等を行い、プロのバス運転士として独り立ちしていきます。入社から1年間はフォロー研修期間として、1週間、1ヶ月、3か月、6か月、1年を単位として教官が実際に添乗しての教育、安全に関する机上教育を通じてさらなる技術向上を図り、同時に運行管理者や経営責任者との面談を通じて乗務員のメンタル面のフォローも行います。

  • 3入社3年未満乗務員教育

    入社し、勤続3年を迎える乗務員に、再度基本を振り返り、自分の運転のクセ等を見つめ直す訓練を実施します。

  • 4入社5年未満乗務員教育

    入社し、勤続5年を迎える乗務員に、再度基本を振り返り、自分の運転のクセ等を見つめ直す訓練を実施します。

  • 5入社10年以上乗務員教育

    入社し、勤続10年目以上の乗務員に、再度基本運転の重要性を認識する教育を行います。

  • 6事故惹起者教育

    毎月1回、該当月において事故を起こした乗務員全員にて集合教育を行います。事故原因分析や実技訓練を実施することによって、再発防止に努めています。

  • 7バス運行管理者教育

    現場における乗務員教育の要となる運行管理者を対象に、教育を行っています。各種セミナーの受講や、グループ間相互の職場巡視を通じて、安全性向上に関する知見を広げるなど、運行管理者の知識や指導力の向上に努めることで、職場全体の意識向上・事故防止を図ります。

  • 8安全運転中央研修所研修

    茨城県ひたちなか市にある安全運転中央研修所の充実した施設と豊富なカリキュラムを活用して、車両の特性や運転技術を学びます。

  • 9外部施設研修

    バスメーカーの教育訓練施設を活用した訓練を行い、バスの特徴を踏まえた研修を受けることによってバス会社だけでは学べない安全に関しての知識・技術を学びます。

  • 10冬季雪山研修

    新採用乗務員を対象に冬山における運転技術やチェーン装着方法について訓練します。特に雪が多い山梨県を拠点とする会社だからこそ、雪道走行には人一倍気を遣える乗務員を育てます。

  • 11防犯・防災訓練

    自治体や警察と連携し、バスジャック訓練などの、防犯・防災訓練を実施します。最悪の場面に置いても冷静・的確に対応できる危機対応能力を養います。

安全訓練車

当社では、バス事業の安全性向上のため、「運転データ集録システム」を搭載した、バス運転士の訓練専用車両「教育訓練車」を平成28年7月に導入しました。
「教育訓練車」には、下記のような機能があります。

  • 「急加速・急減速の測定」…アクセルの踏みこみやブレーキの際の衝撃などを計測
  • 「右左折時の動揺の測定」…速度やハンドル操作による遠心力などを計測
  • 「視点測定」…人がどこを見ているかを可視化する装置を使い視点の動きを計測
  • 「車間距離測定」…前方・側方を走る車との車間距離を赤外線センサーにより測定
  • 「ブレーキ操作の測定」…さまざまな場面でのブレーキのタイミングや強さを測定
  • 「燃費測定」…エコドライブをどれだけ実施できているか計測

これら最新の機器により走行中のデータを集積することで、バス運転士の運転特性を把握するとともに、バス運転士ひとりひとりに対して科学的根拠に基づいた、より細やかで的確な安全運転指導ができる車両です。富士急グループバス会社全社において運転士教育のために活用しています。

当社は「安全は全てに優先する(120%の安全確保)」を基本方針に掲げ、バス運転士に対する安全教育の充実や、車両に対する衝突軽減ブレーキ、ドライブレコーダー等の安全装備の導入を進めて参りました。この度の「教育訓練車」の導入と従来の取り組みを併せて実施することにより相乗効果を生み出し、バス事業の更なる安全性向上を図ります。

車両安全対策機器

当社では最新の安全機器の導入と乗務員教育の充実を同時に行うことにより、教育効果を高め、安全性向上を図ります。

ドライブレコーダー

運転中の画像・音声を常時記録し、「ヒヤリ・ハット」のデータ収集や事故発生時の状況把握・再発防止の為の分析に役立てます。

デジタルタコグラフ

バス運行時の時間・速度・距離などをデータ化。項目ごとに点数とグラフにより結果を表示することによって、その日の乗務員の一日の運転の特徴を把握し・適切な助言・指導を行います。

衝突被害軽減ブレーキシステム

走行中、ミリ波レーダーが低速で走行する先行車を検知・分析をし、追突の恐れがあると早いタイミングでフル制動し、衝突回避のサポートを行います。これにより衝突時の速度を抑え、衝突被害を軽減させます。

衝突防止警報システム(モービルアイ)

車両フロントガラスに取り付けたカメラが前方車両との距離やふらつき運転、歩行者との接近など、衝突の危険性を察知した場合に警報音と、アイコン表示でドライバーに知らせます。

横滑り防止装置

カーブでの車線のはみ出しや横転などを抑制する為、警報音やエンジンの出力制御、ブレーキ作動によりドライバーの危険回避操作をサポートします。

注意喚起音声システム

停車時のサイドブレーキ、トランクの閉め忘れ、後退時や運行中の注意など、様々な場面に応じて、乗務員への安全喚起放送行う「マルチ音声ガイド」です。

その他安全に対する取り組み

車両整備の様子

乗務員の健康管理

乗務員への「脳ドック検診」の受診

1.5テスラ以上のMRI機器による健診を乗務員50歳以上及び深夜の業務に従事する40歳以上の乗務員に受診を義務付けています。この検診により、動脈瘤、脳梗塞など脳の疾患を早期に発見し、重大事故を未然に防止します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニング検査の実施

睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気の原因の一つであり、同症候群により重大事故に繋がる可能性を含んでいます。このため、当社では全乗務員に同検査を受診させ、その診断結果による治療の推進や経過観測を把握し安全管理に努めています。

その他健康管理

当社では、出勤時に体温、血圧の測定を行い、日々の体調管理を行っています。また、産業医による健康相談の充実や、健康診断に基づいた個別指導など、きめ細かい管理を行っています。

バリアフリー

バスの利用層の高齢化に伴い、人に優しいバスとして車椅子専用スロープ・低床化・てすりの取り付け等を積極的に行っております。

※ベビーカーのお客様のご利用について

以前まではたたんでご乗車いただいていたベビーカーですが、現在は折りたたまずにご乗車することが可能です。
しかし、下記の場合はたたんでのご利用をご了承ください。

  • 車椅子のお客様がご利用中の場合
  • 車内が混雑している場合

乗り方教室

少子化やバス路線の減少に伴い、バスを利用する機会が少なくなった小学生・幼稚園児を対象にバスの乗り方教室を実施し、基本的な乗り方・車内でのマナーや事故防止についての出張授業を行っています。
今後は高齢者向けにも開催し、バスの安全な乗り方のアドバイスを行い、事故防止に努めていきます。
年間約100校で実施しています。

安全のしおり

車両のポケットに安全のしおりを入れております。お客様の安全の為に、シートベルト着用をお願いする内容や、緊急時の対応について、日本語・英語・中国語の3カ国語で分かり易くご案内しております。

無事故表彰

「安全がすべてに優先する」という考えのもと、運輸事業に従事する職員の模範として、運転無事故表彰を行っています。当社で最も価値のある賞として位置づけ、式典において、社長から賞状、記録章、記念品が授与され、その栄誉を讃えています。300万キロ(地球約75周)の無事故達成者もいます。

車両整備

自動車整備業を行う弊社グループ会社、富士急オートサービス㈱による、定期点検の実施、不具合発生時の迅速な対応等、一元化した整備体制を構築することにより、車両整備面においても日々の安全運行に努めています。
整備工場は各営業所に配置されており、このうち特に富士河口湖町の工場は、平成28年4月に移転・新築し、最新の設備が揃っています。