2026.10.29

河口湖観光は車なしでも楽しめる?移動手段とおすすめスポットを解説

執筆:富士急行バス Webサイト担当 勝俣
夕暮れの富士山と富士急行線
「河口湖は車がなくても観光できる?」「行きたいスポットへのアクセスは?」などが気になる方もいるのではないでしょうか。河口湖周辺には、観光スポットを巡る周遊バスをはじめ、船やタクシー、自転車などの移動手段があり、車がなくても十分河口湖観光を楽しめます。

この記事では、河口湖周辺の観光スポットへのアクセス方法を移動手段別に紹介します。バスで行ける場所や、船と組み合わせて巡る方法なども紹介するので、旅の計画に役立ててみてください。

河口湖を車なしで楽しむ方法

河口湖周辺を車なしで観光するなら、まずは行きたい場所に合わせて移動手段を選びましょう。定番スポットを巡るなら周遊バス、湖上からの景色を楽しむなら遊覧船、自分のペースで回るならレンタサイクルも選択肢に挙げられます。

バスで観光する

周遊バス
河口湖駅の観光スポットをメインで巡るなら、まずチェックしたいのが周遊バス。周遊バスは、河口湖駅から周辺の観光スポットを巡るバスであり、本数も多いので便利ですし、フリー乗車券を使えば何度でも乗り降りできます。運転や駐車場探しの心配もありません。

「レッドライン」「グリーンライン」「ブルーライン」の3路線があり、どれも河口湖駅前バスターミナル1番乗り場から出発します。乗り場には複数の路線のバスが発着しますので、乗車前に、車体の色や前面の行き先表示を確認しましょう。
河口湖駅の1番乗り場
河口湖駅の1番乗り場
周遊バスの車両
周遊バスの車両

運賃は区間制で、大人は最低180円。Suicaなどの交通系ICカードが使えます。後ろの扉から乗って前の扉から降りる方式で、ICカードは乗るときと降りるときの両方でタッチが必要です。大きなスーツケースは車内に持ち込めないので、河口湖駅のコインロッカーなどに預けてから乗りましょう。
バスの乗り方の案内
バスの乗り方の案内

周遊バスで複数の観光スポットを巡るなら、乗り放題のフリークーポンをチェックしてみましょう。1日に何度もバスを利用する場合は、乗車ごとに運賃を支払うよりお得になることがあります。1DayPassが大人1,500円、2DayPassが大人2,000円。河口湖駅のバス窓口か、Fujiyama Connectで買うことができます。山中湖方面へ行くふじっ湖号には使えませんのでご注意を。

レッドライン

周遊バスレッドライン
レッドラインは河口湖駅を発車し河口湖の北岸を周回するルートで、約15分間隔で運行しています。富士山パノラマロープウェイ、河口湖遊覧船「天晴」、産屋ヶ崎、大石公園、もみじ回廊に行くことができます。

レッドライン「遊覧船・ロープウェイ入口」で降りて徒歩約3分ほど歩くと、河口湖~富士山パノラマロープウェイがあります。ロープウェイに乗ると、約3分で天上山の山頂へ。展望台からは河口湖と富士山を一望できます。山頂には、富士山に向かってこぎ出す「「カチカチ山絶景ブランコ」」もあり、景色を楽しみながら写真を撮りたい方にも人気です(利用料500円)。麓から山頂までの往復は大人1,000円です(2026年11月1日から運賃改定:大人1,200円・小人600円)
富士山パノラマロープウェイ
富士山パノラマロープウェイ

【~河口湖~富士山パノラマロープウェイ】山梨県南都留郡富士河口湖町浅川1163−1

富士山パノラマロープウェイのチケット購入はこちら(fujiyama Connect)



ロープウェイの後は、徒歩約4分の場所にある遊覧船「天晴」に乗るのもおすすめ。山頂から見下ろす景色と湖上から眺める富士山では、また違った表情を楽しめます。
遊覧船「天晴」
遊覧船「天晴」

【河口湖遊覧船『天晴』】山梨県南都留郡富士河口湖町船津4034

遊覧船「天晴」のチケット購入はこちら(fujiyama Connect)



産屋ヶ崎は、河口湖大橋のたもとにある景勝地です。湖越しに富士山を望めるほか、風が穏やかな日には、湖面に映る「逆さ富士」が見られることも。訪れる際は、「産屋ヶ崎」停留所で下車しましょう。
産屋ヶ崎
産屋ヶ崎のバス停と富士山

【産屋ヶ崎】山梨県南都留郡富士河口湖町浅川


大石公園では、初夏にはラベンダー、秋には色づいたコキアと富士山の景色を楽しめます。園内を散策しながら写真を撮ったりゆっくり過ごしたりするのにピッタリ。「河口湖自然生活館(大石公園)」停留所で下車すると便利です。
大石公園のネモフィラ畑
大石公園のネモフィラ畑

【大石公園】山梨県南都留郡富士河口湖町大石2585



「久保田一竹美術館」の停留所から徒歩約5分のところには、もみじ回廊があります。例年10月下旬〜11月中旬の見頃の時期には川沿いに紅葉が連なり、色づいた木々の向こうに富士山を望めることもできます。
もみじ回廊と富士山
もみじ回廊から見る富士山

【もみじ回廊】山梨県南都留郡富士河口湖町河口

グリーンライン

周遊バスグリーンライン
グリーンラインは、河口湖駅から運行し、河口湖の南岸を通って西湖方面へ向かうバスです(所要時間は約50分)。八木崎公園や西湖コウモリ穴、西湖いやしの里根場、富岳風穴などへアクセスできます。
グリーンラインとブルーラインの乗り場表示
グリーンラインとブルーラインの乗り場表示


西湖いやしの里根場は、「西湖いやしの里根場」の停留所から徒歩3分。合掌造りの建物が並び、昔ながらの集落の風景を楽しめます。万華鏡づくりや素焼きの絵付けなどの体験もできるので、お子さんと一緒に訪れるのもよいですね。

【西湖いやしの里根場】山梨県南都留郡富士河口湖町西湖 根場 2710


西湖コウモリ穴は青木ヶ原樹海の地下に広がる溶岩洞窟で、国の天然記念物に指定されています。「西湖コウモリ穴」の停留所で降りるとすぐの場所です。

【西湖コウモリ穴】富士河口湖町西湖2068



八木崎公園は、河口湖の南岸に広がる湖畔の公園。芝生の広場と遊歩道が整っていて、湖を眺めながらのんびり散策できます。
夕暮れの八木崎公園
夕暮れの八木崎公園

【八木崎公園】山梨県南都留郡富士河口湖町小立897番地の1 先



終点の富岳風穴は、河口湖駅から約45分乗車すると到着します。夏でもひんやりして、洞内の平均気温は約3℃。昭和の初めごろまでは、蚕の卵を貯蔵する天然の冷蔵庫として使われていました。入洞料は大人350円、小学生以下200円。チケットはFujiyamaConnectで事前に購入しておけば、窓口に並ばずに入ることができます。

富岳風穴のチケット購入はこちら(fujiyama Connect)

【富岳風穴】山梨県南都留郡富士河口湖町西湖 青木ヶ原2068−1

ブルーライン

周遊バスブルーライン
ブルーラインに乗ると、鳴沢氷穴、富岳風穴、富士山世界遺産センター、子抱き富士ビューポイント、精進湖へ行くことができます。鳴沢氷穴や子抱き富士ビューポイントを訪れるなら、ブルーラインを利用しましょう。
レッドライン・グリーンラインと比べると1日5便程度と本数が限られるので、帰りの時刻を必ず確認しましょう。

鳴沢氷穴は、青木ヶ原樹海の東の入口にある洞窟で、幻想的な氷柱が見られます。入洞料は大人350円、ぐるりと1周した場合の見学の目安は6〜7分ほどです。洞窟内は階段が多くて滑りやすいので、足元に不安がある方は気をつけてください。

【鳴沢氷穴】山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8533



富士山世界遺産センターでは、映像や展示を通じて富士山の歴史や自然について学べます。屋内で見学できるため、天候が気になる日にも立ち寄りやすいスポットです。

【富士山世界遺産センター】山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1


子抱き富士ビューポイントがある精進湖は、富士山世界文化遺産の構成資産のひとつで、富士五湖の中で一番小さい湖です。山に囲まれた静かな湖畔は、風の弱い日には湖面に映る逆さ富士も見られる場所で、カヌーなどの水上アクティビティや釣りも楽しめます。
降りる停留所は、「子抱き富士ビューポイント」。精進湖の湖畔までは歩いて約1分です。湖の西の端を歩きたいときは、「パノラマ台下」で降りてください。
精進湖
精進湖

【精進湖】山梨県南都留郡富士河口湖町精進

船で観光する

船上からの富士山
河口湖では、遊覧船に乗って湖上から富士山や湖畔の景色を楽しむこともできます。

「河口湖遊覧船『天晴』」は、武田水軍の安宅船をモチーフにした船で、湖上を約20分かけて一周します。大人1,000円、小学生500円、未就学児は無料。乗り場は船津浜の湖畔にあり、河口湖駅からは徒歩でも約10分ほどです。
天晴乗り場
遊覧船の乗り場

河口湖駅前の通りを湖の方向へ進み、国道137号を渡ると到着します。バスなら、レッドラインの「遊覧船・ロープウェイ入口」で降りて徒歩約4分です。運航時間は季節で変わり、定休日もあるので、公式サイトで確認してから出かけてください。
もうひとつが、「大石公園ライン【アンソレイユ】」。船津桟橋から大石桟橋までを、片道約15分で結びます。料金は天晴と同じで大人1,000円、小学生500円、未就学児無料で、便は1時間に1本ほど。大石エリアへ向かうときはもちろん、観光を終えて駅の方面へ戻るときにも手軽に使えます。
おすすめは、行きはバス、帰りは船という組み合わせ。朝のうちにバスで大石公園へ行き、帰りは湖の上から富士山を眺めながら船津桟橋へ。行きと帰りで違う景色が楽しめるのが魅力です。

【河口湖遊覧船『天晴』】山梨県南都留郡富士河口湖町船津4034

タクシーで観光する

河口湖駅の前には、タクシー乗り場があります。バスの本数が少ない方面へ行くときや荷物が多いとき、小さなお子さんやご年配の方と一緒に移動するときは、タクシーを利用するのもよいでしょう。Fujiyama Connectからも、タクシーアプリ「GO」を使ってタクシーを呼ぶことができます。また、観光向けに、時間に応じて貸切プランを用意しているタクシーもあります。
乗り場の標識
駅前の案内表示

レンタサイクルで観光する

河口湖駅の周辺には、自転車を借りられる店があります。レンタサイクルなら、自分のペースで湖畔を巡り、気になる場所で立ち止まることもできます。車やバス、船だと見落とすような風景や建物も、自転車であれば見逃すことがないでしょう。

電動アシスト付きの自転車を借りれば、坂道も比較的ラクに移動できます。夏は帽子や飲み物を用意し、秋冬は風で体が冷えないよう上着などを準備しておきましょう。

徒歩で観光する

河口湖駅から歩いて行ける範囲にも、見どころがあります。船津浜の湖畔は、駅から徒歩約10分。駅前の通りを湖の方向へ進み、国道137号を渡ると、湖畔に出ます。湖畔では、河口湖や富士山を眺めながら散策を楽しめます。夏には河口湖湖上祭の会場にもなる場所なので、観光の合間に湖畔を歩いてみるのもよいですね。

【船津浜(河口湖畔)】富士河口湖町河口湖畔船津浜

河口湖周辺は車なしでも十分楽しめる!

河口湖と富士山
河口湖周辺には、周遊バスで巡れる観光スポットのほか、船で景色を楽しめる場所や、駅から歩いて行ける湖畔など、車がなくても訪れやすいスポットが多くあります。行きたい場所や滞在時間に合わせて移動手段を組み合わせると、観光の幅も広がります。バスの時刻や運航時間を事前に確認して、無理のないプランを立ててみてください。

バスも船もロープウェイも使うなら、周遊バスの2DayPass、ロープウェイの往復、遊覧船または渡船の片道がセットになった「河口湖周遊パス」も便利です。お得なチケットと組み合わせて河口湖エリアの観光を楽しんでください!

執筆:富士急行バス Webサイト担当 勝俣
更新日:2026年10月29日